野菜の知識

ニラとレバーは相性抜群

ニラとレバーは栄養的にも相性抜群!

 

ニラは中国西部原産で、日本へも古くから伝えられ、現在、国内でも盛んに栽培されています。
主な生産地は、高知県、栃木県、福島県、山形県で、
栃木県の場合、やはり「餃子の街」宇都宮周辺での栽培が盛んです。
真っ直ぐに伸びた葉は、加熱すると柔らかくなり、和食では汁の実や薬味、おひたしに用いられます。
一般家庭に広く普及したのは、1960年代以降で家庭でも中華料理がつくられるようになってからのことです。
中華料理でニラを使う料理といえば、「レバニラ炒め」が定番ですが、
このメニューには滋養強壮、疲労回復の効果があるといわれています。
もともと、ニラは、βーカロチンやビタミンB2・ビタミンC、カルシウム、リン、鉄などを含む
栄養豊富な食べ物です。また、独特のにおい成分硫化アリルはビタミンB1の吸収をよくします。
そのビタミンB1はレバーや豚肉に多く含まれ、糖質をエネルギーに変える働きがあります。
そのため、レバーや豚肉と一緒にニラを食べれば、ビタミンB1の吸収率が高まると同時に、
ビタミンB1を体内に長くとどめておくことができるので、滋養強壮や疲労回復に効果があります。
また、ニンニクにもニラと同じ効果があるため、同時にニンニクも使うレバニラ炒めは、
まさにニラの持ち味を十分に発揮させる料理となっています。


 

緑色のキュウリは緑黄野菜じゃない

 

 

厚生労働省が定めている「成人一人当たりの野菜の摂取目標量」は1日350グラム以上です。
このうち、栄養豊富な「緑黄色野菜」を120グラム以上食べるように推奨されています。
だからといって、キュウリをせっせとかじっても、緑黄色野菜を食べたことにはなりません。
緑黄色野菜はその文字が示す通り「緑や黄色をした野菜」に多いのですが、
キュウリは緑色をしていても、緑黄色野菜には含まれないからです。
野菜は、色の濃い「有色野菜」と色の薄い「淡色野菜」の二つに大別されます。
その有色野菜のなかで、カロチンを可食部100gあたり600マイクロg以上含むものが、
緑黄色野菜に分類されています。
緑黄色野菜の代表的なものは、ニンジン、ホウレンソウ、パセリ、春菊、小松菜、ニラ、カボチャ、
ブロッコリー、アスパラガスなどです。ニンジンは赤くても、緑黄色野菜の代表格なのです。
また、カロチン含有量が600マイクログラム以下であっても、トマトやピーマンは緑黄色野菜に含まれます。
一方、カロチンの含有量が少ないキュウリやナスは、色の濃い野菜に見えても淡色野菜です。
キュウリは皮は緑色ですが、輪切りにすれば中は真っ白です。ナスも同様です。
そうしたカロチン量が少ないものは、淡色野菜に分類されているのです。
では、キュウリには、どのような栄養が含まれているのでしょうか。
全体の60%を水分が占め、各種ミネラルを含んでいます。なかでも豊富なカリウムは、

体内のナトリウムを排出し。むくみの予防に役立ちます。


 

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