野菜の知識

オクラの栄養効果

オクラのネバネバは、まさに栄養効果の優等生

 

 

オクラは、世界中で「オクラ」と呼ばれています。
原産はアフリカ北東部とみられ、現在では熱帯地方から温帯地域にかけて栽培されています。
熱帯では多年草ですが、霜がおりるとすぐに枯れるほど寒さに弱く、日本では一年草です。
日本へは、幕末にアメリカ人によって持ち込まれました。

 

国内で主流を占めるのは、断面が星形になる小ぶりの品種ですが、
沖縄や八丈島では大形で断面が丸くなるものが栽培されています。
どの品種にも共通しているのは、あの独特のネバネバ。
ベクチンなどの食物繊維と、糖タンパク質のムチンによって、あのネバネバが生じます。

 

ベクチンはオクラのオクラの細胞壁や中葉に含まれる多糖複合物で、
ヒトの消化酵素では分解されないことから、「食物繊維」として機能し
整腸作用や血中のコレステロール値を下げる効果があります。
また、ムチンには、胃の粘膜を潤して保護し、細胞を活性化する効果があります。
さらに、タンパク質の吸収を助けるので、スタミナアップにも貢献します。
ただし酢を使うと、せっかくのネバネバ効果が失われますのでご注意を。


 

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